全日空OBで昨年秋に札幌国際大教授に赴任された河瀬悟郎さんは、自らを「ニワカ先生」と称されています。
ニワカ先生のメリットは現実の社会の動きやニーズを捉えていることです。
申しわけありませんが、NIPPONの学校や先生は一般的に社会の動きにあまりにも疎いのです。
企業、社会、保護者、地域、海外などと連携し、社会の動きの方向を見失わないことが大切です。
これが私が「ネットワーク型」の学校を提案している背景です。
北城格太郎さんは経済同友会代表幹事の時、NIPPONの学校は「いまだに、企業が十年以上も前に求めていた人材を育てようとしている」と言われたことがあります。
今や十年どころか、二十年以上かもしれません。
NIPPONの学校にはニワカ先生がますます必要になるでしょう。
私の教員生活もあと3年。最後までニワカ先生のメリットや精神を忘れず、社会との接触を大切にしながら教育・研究に携わっていきたい、と改めて思っている次第です。