「危機」「崩壊」の文字で溢れ返る日本の経済誌

NBオンラインに今日も大変興味深い記事 をみつけました。


http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20080310/149475/?ST=nb oprint

以下のような大変興味深い独自の調査結果も含まれています。
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「危機」「崩壊」の文字で溢れ 返る日本の経済誌

 最近の日本の経済誌の表紙を思い出してみていただきたい。「危機」「崩 壊」などの見出しがなんと多いことか。

 そこで実際に数えて比較してみた。日本の週刊経済誌(エコノミスト、東 洋経済、ダイヤモンド)と米国のBusiness WeekとTIMEの2007年1年間の表紙の見出しから、明らかにポジティブ、ネガテ ィブと分類できる用語を拾った。

 日本の雑誌からはネガティブ用語が73、ポジティブ用語が23で、割合は76 %対24%となり、圧倒的にネガティブ用語に傾 斜している。一方、米週刊誌からはネガティブが32、ポジティブが25で、割合は56%対44%となり、ネガティ ブ用語がやや優勢だがおおむねバランスしている。

 日本の雑誌で最も頻繁に登場したネガティブ用語は、「崩壊」が9つ、「バブル」が8つ、「危機」が8つである。一方、米国で は「crisis」が 3回登場したほかには、頻繁に繰り返されるネガティブ用語は見当たらなかった。もちろん「危機」も「crisis」も2007 年に顕在化した米国のサブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)危機に絡んで用いられている場合 が多い。

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昨日の日経には英国エコノミストの日本の政治がダメというネガティブ記事の抄訳が大きく掲載され、それがまた危機感 を駆動している悪循環の構図です。

この悪循環を断ち切るにはどうするか??
大きな問題ですね。