アニカ・エストベリイさん(元加州終身刑囚)

ストックホルムに来ています。

 

スウェーデンの夏のラジオの人気番組にSommar i P1があります。

 

色々な分野の著名人が自分の好きな音楽を流して自分の人生について振り返る90分の番組。

 

今日のゲストは28年間カリフォルニアの刑務所で服役し、昨年4月にスウェーデンに移送されたAnnika Östbergさん。

 

アニカさんは11歳の時にアメリカ人と結婚した母と一緒にカリフォルニアに移住した。

しかし、母と義父からは放棄され、その後ヘロイン、犯罪など悲しい人生を歩んだ。

 

1981年には当時のボーイフレンドの2人の殺人事件に巻き込まれ、「殺人を止めなかった」ために終身刑を受け、昨年までカリフォルニアで服役していた。

 

昨年スウェーデンに移送後は、現在好きな犬の世話の研修中で、社会復帰を目指している。

 

彼女の話を聞いての印象は、自国スウェーデン、自分の母親への強い思い。そしてこのような環境下での強い生きる力です。

 

このようなゲストがSommar i P1に招かれることには強い反論もあったようです。

放送後のマスコミの反響もフォローします。日本が金賢姫元死刑囚を招いたことと比べると些細なことかもしれませんが。