迎春 2011

明けましておめでとうございます。

 

2010年のさまざまな数字が公表されていますが、気になった3つのスウェーデンのデータのご紹介です。

 

1)交通事故死者数の減少。スウェーデンの2010年の交通事故死者数は270人で過去100年間で最低。人口10万人あたりの死者数は 2.9人で上のグラフにあるように、スウェーデンの人口あたりの交通事故死者数は世界最低になる模様、とスウェーデン交通庁は報じています。

 

昨年の日本の交通事故死者数は4863人(人口10万人あたり3.8人)、北海道は215人(人口10万人あたり3.9人)でした。

 

2)ストックホルムの出生率が上昇し、全国の水準に近づいています。(中のグラフ) かつてはスウェーデンでも首都ストックホルムの女性の出生率は全国でも低かったのですが、近年この傾向に変化がみられるようです。30歳以上の高学歴の女性の出産が増え、子どもが出来ても郊外の一戸建ての家に移らない家族が増加しているようです。  (出所:USK ストックホルム市調査統計部)

 

3)スウェーデンの乗用車の新車登録は好調で、2010年は前年比 35.6%の増加でした。ディーゼル車が51%とはじめて半数を超えました。エコカーの比率は4割です。2008, 2009年は不況と金融危機で乗用車の新車登録は激減しましたが、2010年は欧州でもトップランナーとして歴史的な回復をみているようです。 (出所:Bil Sweden)