なでしこジャパンの”ポゼッションサッカー”

日経Web刊の記事〈なでしこ、世界が称賛したポゼッションサッカーの秘密 〉by 大住良之さん(サッカージャーナリスト)は興味深い。

 

記事によれば、「日本のポゼッションサッカーが世界の女子サッカーを変えた」(欧州サッカー連盟のミシェル・プラティニ会長)と各方面から高い評価を得て、一躍、パワーやスピードに頼るのではない、そのスタイルが話題になっている、とのことです。

 

決勝までの6試合で、内容的には大きなアップダウンがあった。しかし、ボール保持率(ポゼッション)の点では、すべての試合で相手を上回っていたそうだ。

FIFAの公式記録に掲載されている数字によると、ニュージーランド戦が61%(相手は39%)、メキシコ戦が56%(同44%)、イング ランド戦でも55%(同45%)、ドイツ戦が54%(同46%)、スウェーデン戦が60%(同40%)、そしてアメリカ戦が53%(同47%)。全試合を 通じて、ボールを保持していた時間は、日本が圧倒的に長かった。

 

また、庄司さんが独自に入手したデータによれば、大会を通じての日本の総パス数は2704本で1試合平均451本だった。そのうち成功数は2125本(成功率78.6%)で1試合平均354本と、すべての数字において群を抜いていた。

 

なでしこジャパンのサッカースタイルのイノベーション”ポゼッションサッカー”と日本発の世界への浸透に期待したいものです。