ビリギャル 映画と本

映画〈ビリギャル〉を観ました。感涙、満足、オススメです。

 

ビリギャルのさやかは塾の坪田先生に出会ってロールモデルをみつけます。


〈坪田先生は、私を肯定してくれました〉〈他人のことにこんなに頑張ってくれる〉

 

母親あかりとの関係、父親徹との関係、家族との関係も考えさせてくれます。

 

坪田先生は私にとってもロールモデル。キーワードの自己効力感は私と共通。

 

映画館では高校生、大学生らしき世代が大半でしたが、それ以上の世代にも観て欲しい映画です。

 

そこで文庫特別版を買い、一読しました。(坪田信貴著 角川文庫)

 

冒頭目次の前に坪田さんの以下のようなメッセージがあります。

 

ーーーーー

あなたには

「自分にはゼッタイ無理」って

いつしかあきらめてしまった

夢がありませんか?

ーーーーー

この物語は

そんな、ゼッタイ無理に挑んでみた

ある女の子のお話です。

ーーーーー

彼女は最初、周囲に言われました。

「お前にできるわけがない」

「恥ずかしいヤツだ」

「身のほどを知れ」

ーーーーー

でも、僕は

人間にとって一番大事なのは

この、ゼッタイ無理を

克服した体験だと思っています。

ーーーーー

この奇跡は

あなたにもきっと起こります。

ーーーーー

子どもや部下だって同じこと。

ダメな人間なんていないんです。

ただ、ダメな指導者がいるだけなんです。

ーーーーー

 

その手法として、〈自己効力感=self efficacy=自分でも出来る、という確信〉〈ピグマリオン効果=教師や親が本気で期待すると子どもは無意識のうちにそれに応えるという効果〉などが紹介されています。(pp 116-122)

 

終わりにはさやかちゃんからの手紙が原文のまま掲載されています。(pp 221-228)

 

ビリギャル公式サイトによれば、2013年12月の発売以来、累計で100万部を突破したとのこと。それが納得出来ました。

 

映画も本もオススメです。