Innovative connector between Norden and Japan

先日OFFICE KAWASAKIのニッチがはっきり見えてきた、と書きました。

 

それは、"日本と北欧の様々な人や組織をつなぐイノベーティブ・コネクター"です。

 

最近自分でも驚くほど教育、文化、芸術など実に様々なイノベーティブ・コネクションが具現化しつつあります。

 

私が関わらせて頂いた範囲だけでも以下のようなプロジェクトなどの動きが急速に具体化しつつあります。楽しみですね。

 

Det händer ganska mycket mot 2018 jubiléet (150 år av diplomatiska förbindelse mellan Sverige och Japan). Olika idéer håller på att ta formen. Spännande!

 

-Art Brut Japonais (障害者の芸術展)
-幼児教育交流 静岡県=Helsingborg Utbyte av förskolor
-アウトドア教育 Linköping 大学 = 宮城県、北海道 Utomhuspedagogik
-北欧オペラツアー Operaresa i Norden
-日瑞現代芸術展  utställning av modern konst
-民主主義とメディア demokrati och journalism
-スクエアダンス  squaredance
-オーケストラの訪日公演企画 konsert i Japan av svensk orkestra

-CBRNE災害対策 (化学、生物、放射性物質、核、爆発物 )

etc. etc.

 

全てが少しうまく行きすぎではないか、と心配になる程順調にコネクトが進行している背景にはいくつかの理由があると思われます。

 

2018年(日瑞国交樹立150年)は交流の立派な理由になること。

 

・NIPPONに対する関心、評価が高いこと。これまでの先輩のご尽力、蓄積の成果です。

 

・日本とスウェーデンの共通の関心は、経済(生産)、福祉(分配)、サステナビリティー(総和)の社会の全ての分野にあること。

 

・日本人とスウェーデン人は国民性が似ていること(Åke Daunストックホルム大学名誉教授)

 

・交流のコネクションには、適当なdecision makerを見つけてアプローチし、説得、交渉が必要です。そのためには、ボタムアップ(リサーチで見つける)、トップダウン(トップの人脈を活用する)またはその両方が必要です。

 

・スウェーデン人はイギリス人よりも英語がうまい、などと言われますが、やはり細かいニュアンスになるとスウェーデン語が活躍する場面がよくあります。

 

・東海大学名誉教授(professor emeritus)という肩書きは、こちらの方に想定以上の”安心感”を与えてくれているようです。日本と比べるとまだまだprofessorは少なく、希少価値があります。その意味では東海大学に深謝深謝です。

 

というわけで当面様々な”イノベーティブ・コネクション”が期待できそうです。

 

と同時に社会的な責任というプレッシャーも感じます。子どもや家族も含めてスウェーデンをはじめ北欧に大変お世話になってきました。残りの自由な人生で多少でも恩返しをしたい、という強い気持ちがあります。

 

どのような”イノベーティブ・コネクション”に力を入れプライオリティーを置くべきか?

大きな課題です。