Democracy Index 2017 by The Economist

The Economist Intelligence UnitのDemocracy Index 2017 - Free speech under attack

を読みました。

 

Democracy Indexは2006年から始まり、今回は10回目、世界165の国々の民主主義の状況を指標化しています。

 

総合指標でトップから、ノルウェー、アイスランド、スウェーデン、ニュージーランド、デンマーク、アイルランド、カナダ、オーストラリア、フィンランド、スイスの上位10カ国をはじめ、19カ国が"full democracy"。

 

日本は23位で"flawed democracy=欠陥のある民主主義"。とくに政治参加と政治文化が指標を下げているようです。

 

Media freedom ranking では日本は31位で"partly free"。

 

皆さんはこのThe Economist Intelligence Unitの評価をどのようにお考えでしょうか?

私は残念ながら納得せざるを得ない懸念を覚えます。

 

かつて戸田一夫さん(元道経連会長)と北欧をヒントに”産業クラスターによる北海道の活性化”の議論に入れて頂く貴重な機会がありました。私のこれまでの人生でも最も尊敬させて頂いている方のお一人です。

 

何度かデンマークやフィンランドを含む北欧諸国をご一緒に視察させてもらい、暑い議論になりました。議論のポイントの一つは”民主主義”でした。

 

デンマークでは”デンマークの民主主義”という表現をよく聞きました。そして”日本の民主主義”とは何か? という議論でした。

 

エコノミストの世界の民主主義指標で、日本は23位で”flawed democracy=欠陥のある民主主義”、メディアの自由度ランクでは日本は31位で"partly free=部分的に自由"とされた現実を直視し、”日本の民主主義”を新たに議論し直すべき時期ではないか、と天国の戸田一夫さんから命じられている気がします。