杉本拓さんのこと On Sugimoto Taku san

私はこれまでの人生で本当に素晴らしい方々とばかりお会いすることができ、感謝の気持ちで一杯です。

 

その中でも特筆したい方のお一人は杉本拓さん

 

杉本さんと最初にお会いしたのは1988年に札幌の東海大学に赴任して直後。札幌市が提唱した北方都市会議(現在は世界冬の都市市長会)がトロムセ(ノルウェー)で開催された時に杉本さん(当時札幌市助役)が参加され、ストックホルムのグランドホテルで開催された”Sapporo Day in Stockholm”のお手伝いをさせて頂きました。

 

最初の出会いから魅了されるタイプの人がおられます。

 

その後北海道スウェーデン協会の会長にご1996年に就任頂き、2018年のご退任まで22年間、スウェーデンと北海道の交流に全面的にお世話になってきました。

 

北海道スウェーデン協会の「白夜」創立40周年記念号(2019)への寄稿で杉本さんは「私が会長としての22年間は現在ストックホルム在住で当会顧問の川崎一彦東海大名誉教授を抜きには語れません」と書いて下さいました。心より尊敬させて頂いている杉本さんからこのようなお言葉を頂くのは、本当に夢のようで、舞い上がるような喜びです。ありがとうございます。

 

その杉本さんが私と同じ今年スウェーデン国王の北極星勲章を受賞されることは本当に嬉しい限りです。心よりお祝い申し上げます。

 

杉本さんの謙虚なお人柄、実行力、リーダーシップには私もいつも心を奪われてきました。その業績がスウェーデンからも評価されることは喜びに絶えません。

 

そしてプライベートでもお世話になりました。今でも忘れられない思い出は奥様のガイドで冬の藻岩山に登ったことです。奥様はかつては一日に藻岩山に2度も登られたほどの健脚。 冬の素晴らしい藻岩をご案内頂けるということになりました。

 

登山の素人の私に、必要な道具なども懇切にご教示頂きました。

そして一週間ほど前から天気予報をチェックされて、候補の日をご連絡下さいました。

前日には翌日の天気予報を確認されて”明日決行”のお電話。

 

さすが周到な準備をして頂いただけあり、当日は最高のお天気でした。藻岩山頂への道と山頂から札幌を見下すあの絶景は25年間住んだ札幌でも忘れられません。

 

奥様にもあの感動のお礼を改めてお伝えしたいものです。

 

5月には札幌で叙勲式が執り行われるようで、私もお会いできるのを楽しみにしております。