第七の日

ストックホルムは今日も雨です。Hokkaido Style 2006で来週こちらに来られ
る木村さん、生越さん、臼井さん、秋の服装が必要です。札幌より気温は5−
10度も低いようです。

さて、昨日はステファン・アインホーンさんにお会いし、有意義な時間を過ご
せました。


『第七の日』については、日本語翻訳出版の準備の依頼をされました。多少時
間はかかると思いますが。「第七の日」というのは言うまでもなく、旧約聖書
にある、天地を創造した神が休息する日(人間が働く現在)、のことです。と
りあえず、雑誌か新聞に書評を書いて反応を見ようと考えています。

もう一つ、アインホーンさんの最新作『親切であること』を頂きました。この
本はスウェーデンで10万部以上売れたベストセラーになっているそうです。
スウェーデンの10万部は日本なら人口比で150万部弱に相当します。

「親切さは、バカ、ナイーブさ、従属性などと結びつけられることも多い。し
かし、私にとって親切な人間は心に倫理を持って生きる人である。親切な人は
バカとは正反対で、本当に賢いのである。なぜなら他の人にしてあげること
は、自分たちのためにもしていることを理解しているからである。」とありま
す。

『利他性の経済学』(舘岡康雄著)のメッセージとの共通性に皆さんも驚かれていると思いま
すが、それは決して偶然ではなく、先進文明の共通の課題であるからでしょ
う。

舘岡さんとアインホーンさんの対談でも実現出来るとおもしろそうですね。