自己肯定感

『アスペルガー症候群』(岡田尊司)に以下の記述があります。

親がその子のために与えることができる最上の贈り物は、安心感と自己肯定感である。この二つを授けられた子どもは、多少の逆境に出会おうと、方法を模 索しながら、わが道を切り拓くいていく。苦しい状況に置かれても、自分を追い詰めず、希望を保ち、一歩一歩進んでいける。

そのとおりだと思います。
家庭で安心感は与えられても、自己肯定感は親だけで、ほめるだけで与えられるものではないかもしれませんね。
経済産業省が「社会人基礎力」というコンセプトを公開しています。http://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/index.htm
その中身は、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つから成ります。
親がほめられることは、この中の一部かもしれませんね。とくに「チームで働く力」(コミュニケーション能力など)はそうなのかもしれません。

今日はコーチングのセッションに初めて参加しましたが、皆さん(社会人や主婦)も家族、会社、地域とのコミュニケーション に苦労されている印象を持ちました。親が子どもをほめている、といっても、どの程度コミュニケーションをしてほめておられるのか、も心配になってきまし た。(自省を含めてです)