世界価値観調査に「人生での成功を決めるのは、勤勉が重要か、それとも幸運やコネが重要か」という質問があります。(以下の数字は大竹文雄の近著『競争と公平感』=中公新書 pp 16-20 に紹介されているものです)
2005-2008年に各国で行われた調査結果では、運やコネが大事と考える人の比率は以下のようになっています。
フィンランド 15.8%
アメリカ 22.6%
台湾 24.4%
中国 24.9%
韓国 28.2%
スウェーデン 30.2%
ノルウェー 36.9%
日本 41.0%
イタリア 45.7%
タイ 46.2%
ロシア 51.8%
日本人で勤勉よりも運・コネが大事と考える人の比率を時系列でみると、1995年の調査結果は20.3%だったので、10年間に倍に増えています。つまり、日本人がこのように考えるようになったのは最近のようです。
就活で苦戦している大学の3、4年生に昨日この質問をしてみました。結果は全員が「運・コネが大事」と考える!!
大学生の3人に2人は夢も希望も持てない(フィデリティ投信調査)という現実は深刻です。
夢や希望が持てるNIPPONへの処方箋を一緒に考えて下さい。