北海道スウェーデン協会/北方圏センター主催の講演会で竹原勇一氏に「駐在経験を通じて感じたスウェーデンの印象」を伺った。
竹原さんは2006年5月まで3年間在ストックホルム日本大使館に出向され、政治等を担当されていた。
キーワードは、①Stylish/Scenic (美しい国)、②Strategic/Strong(戦略的な国)、③Secure(安心な国)、④Safe?(安全な国?)⑤Sushi & Smörgåsbord、と美しく見事にSに統一されていました。
印象に残ったお話は2006年5月3-4日の小泉首相(当時)のスウェーデン訪問時の舞台裏エピソード。
日本側が微に入り細を穿つ計画をしようとするが、スウェーデン側はおおざっぱでフレキシブル。
2007年5月の天皇皇后両陛下のスウェーデンご訪問にストックホルム商科大学日本研究所を訪ねられた準備の話を伺ったことがある。「事前に日本の外務省、警察庁、宮内庁等はチャーター機で3回準備に訪瑞、研究所訪問中のシナリオを秒単位で調整させられた。天皇皇后陛下のご訪問は一度限りで十二分」と同研究所所長がもらしていた。ホーフステードの不確実性の回避の説は依然生きているようです。
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現在のお仕事のMICE、観光立国のお話も興味深かった。
私は「世界一、来たくなる国、日本へ」(日経未来面)の戦略を質問したら、次のようなすばらしい答えを頂いた。
・ターゲットを絞ったプロモーション
・日本の国のブランド力と発信力の向上
米国のコンサルタント会社フューチャーブランドが国別のブラン
ドランキングを発表している。
日本は総合で7位だが、以下の項目等での検討が光る。2008年の日本のランクは9位だったので、ランクも上昇中。閉塞感著しいNIPPON。その打開策としても、竹原さん、観光庁に期待しています!竹原さん遠路ありがとうございました。
本物 1位
芸術と文化 4
安全 3
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懇親会ではWorldShift Forumを例にプロボノの可能性を話題にさせて頂いた。今回の講演会、北海道スウェーデン協会も規模は小さくともpro bonoイベント。プロボノ頑張れ。