経産省産業構造審議会産業競争力部会は昨年12月に提示された成長戦略基本方針を踏まえ、「今日の日本の産業の行き詰まりや深刻さ」、今後「日本は、何で稼ぎ、雇用していくのか」、について議論してきた。そして日本産業の今後の在り方を示す「産業構造ビジョン2010(骨子案)」が1日に公表された。
この部会が明らかにしてきたNIPPONの産業の問題点は深刻で、私もその議論や資料に注目してきた。
資料にはたとえば「なぜ、技術で勝って、事業や利益で負けるのか?」との設問もあった。
先日話題にしたアップルの「iPod, iPhone, iPadは決して最先端の技術を採用しているわけではない」という戦略とも関連する。
産業構造ビジョン2010が提言されている戦略5分野でNIPPONはこれkら稼ぎ、雇用していけるのか、そしてそのためには何が必要なのか、さらに実現に向けての行動計画の議論に引き続き注目して行きたい。