スウェーデン国会は17日、原発の建替えを認める歴史的な議決をした。
スウェーデンは1980年3月に実施した原発についての国民投票の結果に基づき、国会は12基の原発を寿命まで(2010年頃まで)のみ使用し、順次フェイドアウトする議決をした。
そして1999年、2005年にコペンハーゲンの対岸に近いBarsebäckの1,2号機が使用停止され、現在使用されている原発は10基である。
スウェーデンの電力生産中、原子力の比率は43% (水力46%, 火力10%,風力 1,3%)であった。(2008実績, 出所:Statistics Sweden)
今回の国会議決は、今後現在使用中の10基を限度として、寿命になれば建替えを認める内容だ。
しかしスウェーデンでは今年9月19日に総選挙が予定されており、社会民主党+環境党+左党の〈赤緑連合〉が政権を奪還すれば、この原発の議決も見直される可能性が大きい。