私が所属する東海大学国際文化学部は1988年に開設された日本で最初の国際文化学部である。
3,4日と札幌キャンパスで日本国際文化学会が開催され、私も〈東海大学国際文化学部・現場主義への挑戦−座学からフィールドへ〉のセッションで司会とプレゼンをさせて頂いた。このセッションでは、生越玲子さんと堀川真広さんにもすばらしい発表をして頂いた。
フォーラムのテーマは「国際文化学部」教育の役割と課題。
国際文化学部で何を学んだかを可視化する必要がある。たとえば、「国際文化コーディネータ」のような資格を創設に取組むべきか、との議論もありました。
しかし、そのような資格をつくると、国際文化学の学びの範囲も限定されるリスクがあります。国際文化学のような学際的な分野は、その特色を活かし、自由度の高い学び方が許されてもよいのではないでしょうか。
たとえば就職試験で「国際文化学部で何を学びましたか」と聞かれたら、
「○○を到達目標に○○を学び、○○まで到達することが出来ました」
と答えられるような学生に成長してほしい、と私は思います。
○○の部分はそれぞれが自分で設定したらよいと思うのですが。