Economist最新号のトップ記事は「欧州を治癒出来るものはあるか?」
Economistの提言は、フランス型の政治的解決でもなく、ドイツ型の財政の規制と管理による解決でもなく、20年前に強いリーダーシップで欧州統合を達成したJacques Delors(1985-1995の欧州委員会委員長)の処方箋に戻れ、というものだ。
当時の欧州は、中央および東部が依然社会主義圏に属し、2つの石油危機で、低成長と高い失業率からEurosclerosis(欧州硬化症)と比喩されていた。
Economistはたとえばサービス部門の効率化による経済成長を提案している。欧州のサービス部門の生産性は米国より30%低いという。
サービス部門の生産性は、日本は欧州よりもさらに低い。ギリシャやEUの財政問題も、サービス部門の生産性も他人事ではない。
日経ビジネス7.12号の特集は「日本倒産」です。