研究会@Skogshem&Wijk, Lidingö

Stockholm郊外のLidingö島の会議施設で開催されたSwedish Institute(スウェーデン外務省の外郭団体)主催の海外におけるスウェーデン語教育の研究会に参加しました。

 

ストックホルム大学のウレ・ヨセフソン教授によれば、

900万人強のスウェーデンの人口の中で85-90%がスウェーデン語を母国語とする(スウェーデン語以外に175の言語を母国語とする人が住んでいるそうです)が、15-70歳の人口の85%が英語を話すので、スウェーデンでは英語は外国語ではなく、「第二の言語」である、と表現されていました。

 

最後のスピーカーはDNの Henrik Berggren論説委員。テーマは9月19日のスウェーデンの総選挙について。

 

ベリグレン氏(写真)によれば、スウェーデンの有権者の大切な評価基準は経済(生産)と福祉(分配)。

 

氏によれば、一般的に有権者は現在の中道保守政権は4年間経済政策はうまく舵取りをしてきたし、分配面での政策も社会民主党に近づいている、と考えている。

 

一方野党の左翼環境ブロック(社会民主党、環境党、左党)は、分配政策は良いが、経済政策に不安がある、と見ているそうだ。

 

この会議施設Skogshem&Wijkはすばらしいです。バルト海岸の広大な自然の中に溶け込んでいるレンガ造りの施設はスウェーデンの建築家Anders Tengbomの1950年代末の作品だそうです。施設内にビーチ、10kmのジョギングやノルディック・ウオーキングコースなどもあります。