今年の大学4年生は申しわけないほど就職に苦戦している。
私はそもそも終身雇用制は長期的に維持出来ないシステム、とみているが、今朝の日経経済教室の有賀健教授の提言は具体性があり、共感出来る。ポイントは次の点である。
・新卒採用への過度の偏重は日本特有の現象
・人材の「経験」「実績」より「質」重視がその背景
・欧米の大学等にみられる「在職権(tenure)」制度導入なら若年労働市場が拡大する
大学を卒業しても定職がみつからない若者が増加しているのは本当に見るに耐えない。
新卒採用の偏重解消に向けた具体的な提案は山積する日本の緊急課題の一つだ。