スウェーデンでも町の本屋さんが苦戦している、とDN紙が報じている。
417の書店のうち100店は近い将来閉店の危機に瀕しているそうだ。Akademibokhandel やBokiaという業界トップチェーンも赤字経営だ。
その背景の一つはネット販売の増加。
スウェーデンでは、Adlibrisと Bokusという2大ネット書店が書籍販売の3割のシェアを占めている。
さらに、iPad、キンドルなどの電子ブックリーダの台頭もある。
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日本ではこれらの要因に加え、大型店の攻勢、コンビニにおける雑誌販売の増加などで、町の本屋さんの状況は深刻だ。
確かに私も本屋さんに行く機会が減った気がする。
2007年に東海大付属四高生が「町の本屋さんを救え!」というプロジェクトに挑戦したことがある。売れない本を集めて販売するなど、全国で注目されている札幌のくすみ書房の店主、久住邦晴さんも生徒のアイデアの審査員の一人だった。
町の本屋さんには、公開読書会などのイベントなど、クリエイティブな思考が要求されている。また、電子ブックの台頭は、ネット上でのソシアルリーディングや、簡易な自主出版などこれまでになかった新たな可能性も提供している。町の本屋さんにとっては、これらの可能性も取り込んだ革新的な戦略が要求されている時代です。
「町の本屋さんを救え!」の続編をやってみたいものです。