スウェーデンの社会民主党・モーナ・サリーン党首が14日、来年3月末に開催される臨時党大会で辞任することを発表した。
理由は9月19日の総選挙の敗北。
退任会見では、党の危機の内容を〈党のアイデンティティー、党と党首への国民の信頼、そして政策〉と説明した。
モーナ・サリーン氏はスウェーデンの福祉国家を築き上げてきた社会民主党初の女性党首だ。しかし、在任期間は4年で、以前の社会民主党の党首と比較すると極端に短命に終った。
現時点では自明な次期党首候補はなく、これから社会民主党は歴史的な改革への取り組み
を余儀なくされている。
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〈スウェーデン社会民主党の歴代党首と在任期間〉
Mona Sahlin 2007-2011
Göran Persson 1996-2007
Ingvar Carlsson 1986-1996
Olof Palme 1969-1986
Tage Erlander 1946-1969
Per-Albin Hansson 1925-1946
Hjalmar Branting 1907-1925
Claes Emil Tholin 1896-1907