Dagens Nyheterはスウェーデンの若者の政治意識の高まりを報じている。
ヨーテボリ大学の研究者Mikael Persson氏によれば、26歳以下の若者の62%が政治にかなり、または大いに関心があると答えている。この数字は1960年代、1970年代生まれの世代と比べると10ポイントほど高いそうだ。
実際、スウェーデンの政党の青年部の党員は増加している。社会民主党青年部(SSU)の党員は今年47%増加して 8088人に、穏健党青年部(MUF)は 14%増えて 12051人に達した。
SSUの増加の要因は、若者の失業に焦点をあてたこと、 MUFは将来への明るい見通しが若者にアピールした、と担当者は同紙上で述べている。
しかし、政治意識は高まっているものの、投票率は低下傾向にあり、また一つの党へのこだわりがかつてほどみられない。
ヨーテボリ大学の調査結果はUngdomsstyrelsen(スウェーデン青少年庁)が3日に政府に提出する大きな報告(FOKUS10-若者の影響力についての分析)の一部であるとのことだ。