スウェーデンの調査会社United Mindsは今年もスウェーデン人のステータス観についての世論調査を実施しました。今年は同時期に中国でも調査をしています。 調査は今年11月19-26日にメールで実施され、回答数はスウェーデンが1078人、中国が1205人でした。
結果の概要は以下のとおりですが、私が注目したのは、以下の2点です。
・スウェーデンではじめて4位に〈親切であること〉が入ったこと
・中国でトップに〈親切であること〉が入っていること。
スウェーデンで〈親切であること〉が上位に入った背景には、ステファン・アインホーン教授のベストセラー『親切であること』の影響もあるようです。
昨年のこの調査結果をコメントした時、中国の拝金主義について触れました。今回の調査結果を信頼するなら、その価値観にも変化が出ているのかもしれません。
スウェーデンのトップ10には以下が入っています。
1 一般教養があること
2 仕事が出来ること
3 子ども思いの親であること
4 親切であること
5 多くの外国語が話せること
6 自分で働いた資産があること
7 仕事の時間が自分で決められること
8 時間とお金を必要とする人に支援すること
9 長年の安定した結婚生活をしていること
10 明確な生き方を持っていること
一番下には以下があります。
98. 15歳以上年下の妻を持っていること
99. 15歳以上年下の夫を持っていること
100. 治療で外見を改善したこと
一方中国のトップには
1 親切であること
2 自信があり前向きであること
3 明確な生き方を持っていること
4 長年の安定した結婚生活をしていること
5 自分で働いた資産があること
6 自分のスタイルを持っていること
7 一般教養があること
8 仕事が出来ること
9 子ども思いの親であること
10 明確な生き方を持っていること
中国の最下位には以下があります。
98. 15歳以上年下の妻を持っていること
100. 15歳以上年下の夫を持っていること