「何によって憶えられたいか」は、ドラッカー研究者で公認会計士の佐藤等さんが北海道新聞(1/15 興味深人)のインタビューでドラッカーの特に好きな言葉としてあげられています。
〈人の記憶に残るためには、人の生き方を変えるようなことをしなければなりません。私は、「ドラッカー思想を世界一分かりやすく、かつ実践的に伝えた人」として憶えられたいです〉
昨年佐藤さんが刊行された『実践するドラッカー』(思考遍、行動編)は、200万部を突破した『もしドラ』と共に売れ行きは好調なようです。昨年佐藤さんの公開読書会に参加させて頂き、「ただものではない」と直感した。
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昨年『未来への羅針盤』を刊行された畑恵さんが、ある雑誌のインタビューで興味深い逸話を紹介されている。
畑恵さんは元NHKのニュースキャスター、参議院議員で現在は学校法人作新学院の副理事長等として活躍されている。
畑さんが就活をされた1984年は女子への求人はほとんどなく、NHKは1000人に1人という難関だったそうだ。畑さんが作文に書かれたのは以下の文章。
「私の願いはただ一つ、“本物”の人間として、自分の人生をまっとうしたい、それだけだ。そんなささやかな願いさえ、女性である私に対し、この国は許してくれないのだろうか」
間違いなくNHKの採用担当者にとって「人の記憶に残る」言葉であったと思います。
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最近飛行機の中で聞いたI've never been to me (Cherlene)という歌が気に入りました。
一度聞いたら何度もリピートして聞きたいメロディーですが、下の歌詞も私にとっては考えさせるものです。
"I've been to paradise, but never been to me"
自分が本当にしたいことは何か、自分は「何によって憶えられたいのか」と私は解釈して聞いていました。
Have you ever been to you?