北海道スウェーデン協会の新春講演会の講師は山田寿彦・北方圏センター出版部長。
演題は「私が出合ったスウェーデンという国〜Hoppoken編集長として」
1978年に発足した(社)北方圏センターの季刊誌Hoppokenを私は長く愛読している読者です。
2009年から編集長を務められてきた山田さんは、間違いなくHoppokenの歴史に残る編集長でしょう。
その理由は、確固たる信念と哲学を持って編集に取組んで来られたからで、一読者の私にもそれが毎回ひしひしと伝わり、引きつけられてきたのです。
講演では、山田編集長の信念、哲学と編集のスタンスを伺うことが出来、感銘を受けました。
議論の方法についての提言のポイントは、「結果」の賛否ではなく、「プロセス」の検証を。
そしてスウェーデンのメディア責任制度、スウェーデンにはなぜ死刑がないのか、スウェーデンの福祉を支える人間観と社会観、スウェーデンの民主主義、スウェーデンの企業モラルなど、Hoppokenで特集されたテーマを具体的ケースとして紹介されました。
今後山田さんがどのようなケースを取り上げ、「プロセス」の検証をされて行くのか、興味津々です。そして、一冊の本になり、多くの人に読まれる日が近いことを期待しています。