BBCが興味深い猿の行動実験について報じている。
John David Smith教授(State University of New York at Buffalo) とMichael Beran氏(Georgia State University) はmacaquesという種の猿にコンピュータ・ゲームをさせた。
正解だとおいしいものが与えられる。間違いだと罰はないが、ゲームが短時間停止する。そして第三のパスするという選択肢も与えられた。この〈躊躇する〉第三の選択をすると、おいしいものは与えられないが、ゲームの停止もない。
実験では、猿は人間と同じように〈躊躇する〉第三の選択肢を選んだという。自信がない、という感覚を猿も持っているということだ。スミス教授は〈猿も分からないということが分かっているようだ〉と述べている。
教授によれば、この実験結果は、自覚が認識構造の中でなぜ重要で、それがどこから由来するか、を説明することに寄与できる、という。