スウェーデン最大のクオリティー朝刊紙Dagens Nyheterは3月15-18日に16歳以上のスウェーデン人1000人に対して電話で世論調査を実施した。
原発を全廃したい人は36%に急増した(2010年9月は15%)。 しかし原発を拡大したい人は21%あり、現状維持派は 36%であった。つまり現状維持と拡大派の合計は57%で依然過半数である。
スウェーデンは現在10基の原発が稼働しており、電力生産に占める原子力のシェアは42%で日本(25%)よりも高い(2008年)。ABBは原発の機器を輸出もしている。この辺の事情が、スウェーデン人の冷静な態度に影響しているのかもしれない。
男女の差は依然歴然としている。全廃を望む女性は47%だが、男性は 24%であった。