山田寿彦さんの歓送会

毎日新聞から北方圏センターに出向して2年間HOPPOKENの編集長を務められた山田寿彦さんの歓送会。以下は山田さんの退任のご挨拶からです。

 

本籍地であります毎日新聞社も50歳を迎えたのを機に本日付で選択定年退職します。3年後に鍼灸・あん摩マッサージ指圧師の免許取得を目指します。東洋医学の世界から、この世界を改めて認識しなおしてみようと思いました。免許取得後は北海道に戻り、医療過疎に直面している小さな町で住民の健康維持にささやかでも貢献しながら、地域社会の自立のために自分の能力を生かしたいと考えています。

 

この優雅で華麗なsortieは「すごい!」の一言です。何が大切か、そして生き方が問われている今、言うだけではなく行動に移された姿には頭が下がります。

 

周到な取材とリサーチに基づき明確なメッセージを発信し続けられた山田さんの文章に、私は毎回感銘と感動に震えました。山田さんの仕事のやり方にも多くを学ばせて頂きました。

山田さんが「新聞記者として最も誇りうる仕事の一つ」と言われる「もう一つの北海道」という毎日新聞の年間企画(2004)では「北海道の自立を妨げているのは、農協、霞ヶ関、北電、北海道開発局」とするどく指摘されました。

 

この2年間、個人的にも山田さんには以下のような多くの教育関係のプロジェクトを取材、フォロー、ご指導を頂きました。深謝です。

 

・「フィンランドの学校、日本の学校」(アンケート、インタビュー調査、2009.7)

・「スウェーデンの学校と日本の学校」(スウェーデン大使、留学生らとのワールド・カフェ、2010.5)

・「レクサンドの幸せ、当別の幸せ」(ワールド・カフェ、2010.10)

・「教育シンポジウム 日本の教育間違っていませんか? フィンランドから考える」(東京、2011.3.5)

・「EbetsuShift Forum」(ノーベル賞の鈴木先生をお迎えしての学生主催イベント、2011.3.13)

 

山田さんとはご近所で、彼のジョギングコースに拙宅付近が入っていました。これからは監視されていない、という安心感?がある一方、パトロールしてくれる方がいなくなる、という寂しさも共存します。

これからも情報発信と行動に期待しています。本当に色々学ばせて頂きました。邂逅に多謝。ありがとうございました。そしてこれからもよろしく。