『イシューからはじめよ−知的生産の「シンプルな本質」』by Dr 安宅和人は大変興味深く、仕事にも研究にも実用的な一冊です。
上の右の図は25ページにあるバリューのマトリクスとissueの定義。以下はpp 25-26からの引用です。
「バリューの本質」は2つの軸から成り立っている。
ひとつめが「イシュー度」であり、2つめが「解の質」だ。 (中略)
「イシュー度」とは、「自分のおかれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ」、そして、「解の質」とは「そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せているかの度合い」 (中略)
多くの人は、「解の質」が仕事のバリューを決める、と考えている。しかし、「イシュー度」こそが大切だ。
なぜなら、「イシュー度」の低い仕事はどんなにそれに対する「解の質」が高かろうと、受益者から見たときの価値はゼロに等しいからだ。
その通りですね。帯にあるように、「人生は何かを成し遂げるためにはあまりにも短い」
イシュー度が高く、さらに高い解の質が期待できる仕事を優先させましょう。