デンマークのコペンハーゲンと対岸のスウェーデンのマルメの間に、2000年7月にÖresundsbronという7845mの橋が開通した。
その結果、〈国際通勤〉が可能になり、不動産価格の安いスウェーデンに家を持ち、デンマークに通勤するデンマーク人が増えていた。〈域際化〉の典型例です。
しかし、昨年はデンマークに戻ったデンマーク人が3000人で、スウェーデンに移住したデンマーク人2700人よりも多く、Öresundsbroオープン以来の傾向に初めて変化がみられた、とTT通信社は報じている。
その理由はデンマークにおける不動産価格の下降とマルメの住宅価格の上昇のこと。デンマーク人もやはり自分の国がよい、ということでしょうか。