ドイツの脱原発政策−スウェーデンの反響

ドイツ政府の17基の脱原発宣言はスウェーデンでも大きく取り上げられている。

 

スウェーデンのアンデシュ・カールグレン環境大臣(中央党)は「2022年に全廃という期限を明示したのは遺憾である。一番大切なことは、代替自然エネルギーの開発を急ぐことであり、期限までにその開発が可能といる保証はない」とスウェーデンの公共放送Sveriges Radioのインタビューに答えている。


スウェーデンでは現在10基の原発が稼働しており、電力生産に占める原子力のシェアは42%で日本(25%)よりも高い(2008年)。ABBは原発の機器を輸出もしている。

 

スウェーデンのVattenfall電力会社はドイツのKrümmel とBrunsbüttelの2基の原発の維持を担当している。

 

ドイツの原発政策の転換は「原発推進国」スウェーデンにも大きなインパクトを与えそうだ。