新入社員の意識−北海道と道外の大きな違い

北海道生産性本部が5月17日に公表した今年の新入社員の意識調査によれば、以下のような北海道と道外の大きな違いが明らかになっている。

 

・内向き志向=海外勤務に関心が少ない

・夢がない=「仕事を通じてかなえたい夢がある」が過去最低、道外との差は過去最大。

・自主性に欠ける=マニュアルにないことは自分で工夫しない。良心に反しても上司の指示に従う。

 

 

1.海外勤務に応じたい(43.2%)(新設問)
「海外勤務のチャンスがあれば、応じたい」に対し、「そう思う」とする回答
(43.2%)より「そう思わない」とする回答(56.8%)が上回り、道外(「そう思う」
62.2%、「そう思わない」37.8%)とは逆の結果となった。


2.残業が少なく、自分の時間が持てる職場を好む、過去最高(73.2%)
「残業は多いが、仕事を通じて自分のキャリア、専門能力が高められる職場」
との二者択一に対し、自分の時間を趣味などに使うワークライフバランス志向
の選択(73.2%)が過去最高値となり、過去最低値となった道外(52.4%)との差も
過去最大となった。


3.スペシャリストよりジェネラリスト志向、過去最高(58.0%)
「スペシャリスト志向の職場」と「ジェネラリスト志向の職場」の二者択一
に対し、「ジェネラリスト志向の職場」を好むとした回答(58.0%)が過去最高値
となり、道外(55.7%)を上回った。


4.仕事を通じてかなえたい夢がある、過去最低(64.8%)
「自分には仕事を通じてかなえたい『夢』がある」に対して「そう思う」と
する回答(64.8%)は過去最低値となり、過去最高値となった道外(75.9%)との
差は過去最大となった。