スウェーデンでは5月20日からUT-kort(Uppehållstillståndskort, 滞在許可カード)が導入された。
UT-kortには写真や指紋情報が入っており、滞在許可を所有している証明である。
原則はスウェーデン入国前にUT-kortを大使館で取得すべきとのことだが、日本人のようにビザなしで入国出来る場合、滞在許可が出ていれば、スウェーデン入国後UT-kortを取得することも可能、とMigrationsverketは例外規定を発表した。
いずれにしても、これまででも時間がかかりすぎと批判が多かったスウェーデンの滞在許可制度が、さらに煩雑になりそうだ。
スウェーデンの大学ではこれまでは外国人留学生も授業料が課されていなかったが、今年の秋からEU域外からの学生については、欧州主要国並みの授業料が課せられる。
Dagens Nyheter紙は〈学生を入国させよう〉と題する今日の論説で、授業料を支払う準備があってもスウェーデン国内でUT-kortを発行してもらえない国籍の学生がいるのは不合理だと例外規定の拡大を提言している。