ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)は震災後の訪日観光に関する意識調査を中国・香港・台湾・韓国・米国の5カ国で5月下旬に実施した。
この調査の興味深い質問の一つが、〈以下の情報源が、科学的根拠に基づいて訪日の安全性を発表した場合、どの程度信頼できますか?〉で、上のグラフのように、日本政府を信頼出来ない、またはあまり信頼できない、の合計が実に87%に達している。
日経ビジネス(7.25号)でこの調査結果を紹介している坂田亮太郎氏(北京支局)によれば、5カ国・地域でほとんど差がない。
そして坂田氏は〈より根本的な問題は、日本人が政府を信用していないのに、外国人に「日本を信用して」とは言えないということだ〉と述べている。