スウェーデン政府は20日、2012年の予算案を提出した。
欧州をはじめ経済動向の急速な悪化で、慎重な予算案となっている。
2012年のGDP(国内総生産)の成長率は、上の表のように、1.3%、失業率は7.8%と予測されている。
スウェーデンでは1997年から歳出のシーリング(上限)制度が導入されている。財政バランスが前提である。その条件のもとで、政府は新たな支出に可能な枠を提示する。下がその枠の金額と2012年度の主な歳出項目だ。
2012年 150億SEK (歳出総額は8138億SEK)
2013年 173億SEK
・インフラ整備+雇用支援
・レストラン、ケータリング業界の付加価値税の減税
・教員研修
・経済におけるイノベーションのレベルの引き上げのための施策
英語のサマリーはこちらにあります。