ロンドンのThe Legatum Instituteは毎年Prosperity Indexを公表している。
この指標はwealth(物質的スタンダード)と wellbeing(幸福、生活の質)の両方を考慮して、具体的には以下の8分野の89の項目から作成されている。
- Economy - 経済
- Entrepreneurship & Opportunity (E&O) - 起業家精神と機会
- Governance - ガバナンス
- Education - 教育
- Health -健康
- Safety & Security - 安全と安心
- Personal Freedom - 個人の自由
- Social Capital -社会資本
以下が今年のランクの上位21カ国です。
1 Norway
2 Denmark
3 Australia
4 New Zealand
5 Sweden
6 Canada
7 Finland
8 Switzerland
9 Netherlands
10 United States
11 Ireland
12 Iceland
13 United Kingdom
14 Austria
15 Germany
16 Singapore
17 Belgium
18 France
19 Hong Kong
20 Taiwan
21 Japan
日本の分野別ランクは以下のようになっています。
経済 20位
起業家精神と機会 21位
ガバナンス20位
教育23位
健康5位
安全と安心11位
個人の自由51位
社会資本25
51位の個人の自由は、「個人の自由と社会の許容性」の2つのサブ指標でランクされています。
日本航空の入社式のブログでもメモしましたが、「みんな違ってみんないい」という金子みすゞのメッセージを改めて噛み締め、実践する必要があります。
リチャード・フロリダの3つのT(Technology, Talent, Tolerance)のうち日本の最大の課題はやはり、Tolerance (違い、多様性を認める寛容性)のようです。