今日は岩見沢出身の渡邉芳樹・在スウェーデン日本大使の講演会。
渡邉大使は1984-87年に在スウェーデン日本大使館勤務のご経験があり、25年振りのスウェーデンの印象は大変興味深いものでした。
たとえば、おいしくなった食べ物、増加した移民、交通渋滞等々。
政治の風景は〈平等と連帯と安心〉(社会民主党の政治)から〈自由と尊厳と責任〉(中道右派政権)へと大きく転換している。
しかし、〈社会(政治・政府および国民相互)に対する強い信頼〉と〈過激なまでの個人主義〉はスウェーデン・モデルの基礎として機能を発揮し、強靭な対応力で国際経済の激動を乗り切っている、とまとめられた。
76ページの詳細な資料集が参加者に配布されましたが、これは〈永久保存〉の価値があります。ぜひ本にして頂きたいものです。
打ち合わせの場で伺った逸話ですが、スウェーデン人からエルグ(ヘラジカ)の猟りやザリガニのフィッシングに誘われて参加されたとのこと。この逸話からも渡邉大使が如何にスウェーデン人から信頼されているかが垣間みられました。
今後の一層のご活躍に期待します。
札幌では昨年は〈大使を囲む会〉を開催しました。来年もぜひ恒例行事となることを期待したいものです。
(写真は墨谷和則氏提供)