このところ北海道内でおよそ先進国とは思えない無惨な死亡事故が続発しています。
下は毎日新聞の記事です。札幌の事故も釧路の事故も、発展途上国ならまだしも、わがNIPPONでこのような悲惨な亡くなり方が許されるのでしょうか。
札幌の姉妹は10年6月から3度区役所を訪れ、「生活が苦しい」と相談していたという。
家族等のきずなの限界、福祉支援制度の限界、などNIPPONの現実はここまで来てしまっているのか、と無力感、悲壮感、ギブアップに近い感覚に襲われてしまいます。
20日午後7時10分ごろ、札幌市白石区のマンションで女性2人が死んでいるのを、北海道警札幌白石署員が発見。部屋に住む 40代の姉妹とみて確認を急いでいる。2遺体に目立った外傷はなかったが、知的障害のある妹とみられる女性がやせ細っていた。同署は姉が死亡後、妹が衰弱死した可能性があるとみている。
同署によると、2遺体はともに40歳前後で死後1カ月程度。別々の部屋で見つかり、姉とみられる女性はベッドの脇で、妹とみられる女性はベッドの 上で死んでいた。部屋は施錠され、居間のテーブルの上には現金約4万3000円が置かれていた。部屋のガスは昨年11月末に止められ、電気も止まってい た。
姉妹は両親と死別し、2人暮らし。親戚とは5年近く連絡を取っていなかったらしい。妹の障害者年金で生活していたとみられ、生活に困窮していた可能性がある。管理会社が12月中旬から連絡が取れなくなり、届け出を受けた同署員がこの日、マンションを訪ねた。
道内では12日にも、釧路市のアパートで男性(84)と妻(72)とみられる男女の遺体が見つかった。司法解剖の結果、女性は死後約40日で病死 とみられ、男性は死後約20日で凍死だった。妻は認知症の夫を介護していたといい、釧路署は妻が死亡した後、夫が助けを求められず死亡したとみている。夫 婦は当時、生活保護や介護保険のサービスを受けていなかった。【小川祐希、伊藤直孝】