スウェーデンの社会民主党は21日に辞任したユーホルト氏の後任を選ぶ作業を急いでいたが、27日にStefan Löfven(ステファン・レヴェン)氏が選ばれることになった。
レヴェン氏は54歳で、過去6年間IF Metall (スウェーデン産業労連)の会長であった。当初の職業は溶接工で、1995年から組合活動をしている。2001年からはメタル(金属労連)副会長。現在LO(労働総同盟)の理事、2006年から社会民主党の執行委員会委員も務めているが、国会議員の経験はない。
レヴェン氏はIF Metallのホームページで、組合員へのお別れの挨拶を掲載している。この挨拶では、〈完全雇用が重要な課題であり、連帯意識が大切〉と社会民主党の伝統的な政策課題や価値観を強調しながら〈自由〉もキーワードとしてあげている。