北海道生産性本部は31日に〈人材に関するアンケート調査〉結果を公表した。
本部会員ならびに非会員の道内地場企業・団体、442組織の教育担当者を対象に以下のように調査された。
・調査期間:2011年9月~10月
・調査方法:郵送によるアンケート方式
・回答数 :139組織(回答率31.4%)
以下が私がとくに興味を持った結果です。
従業員の能力に対しては満足よりも不満の割合が高く、昨年度と比べ不満の割合が上昇。とくに若手社員層への不満が大幅に増えている。
最大の育成課題。 「若手社員層」は「自主性・積極性」、「中堅社員層」「ベテラン層」は「改善力・改善意識」。
「若手社員層」では「自主性・積極性」が、「中堅社員層」「ベテラン層」では「改善力・改善意識」が、不満要因および強化したい能力のトップとなった。(上の表参照)
興味深いのは〈創造力〉〈協調性〉への不満が少ないことですね。
北海道の企業は中長期的に成果が期待出来るクリエイティブな創造性よりも、短期的な対応力に期待している、ということでしょうか。
協調性への不満が少ないのは、若者の〈みんな同じでみんないい〉傾向の結果なのでしょうか。
18日の〈グローカルな視点から考える大学生の就業力セミナー〉でも詳しくお話を伺いたいものです。