年金は75歳から? Reinfeldtスウェーデン首相

スウェーデンのFredrik Reinfeldt首相はDN紙とのインタビューで、年金制度を維持するためには、75歳からの年金受給など、システムの大きな変革を示唆している。

 

ラインフェルト首相によれば、年金受給開始年齢は選択出来るにも拘わらず、依然65歳というイメージが強い。

 

一方平均寿命は伸び、今年生まれる子どもの2人に1人は100歳まで生きる見込みだ。

また、スウェーデンと同じような年金制度を持たない途上国との国際競争が厳しくなっている。

 

このような環境では、現行の制度より長く働くという選択肢は必要であろう。

 

ただし、厳しい肉体労働をしている方は、身体にやさしい別の職種への転職も必要になるだろう。

 

スウェーデンは世界でも最たる職業訓練制度を持っている。しかし現在の制度では、職業訓練などのための国の奨学ローンをもらう可能性は45から減少し、 55歳以上は無理である。この制度は変更する必要がある。

 

そして、転職をして、75歳くらいまで働くことも出来る、というシステムだ。

 

この発言は他のメディアでも今日大きく取り上げられている。

 

野党の社会民主党や労組からは、〈65歳まですら働けない現業労働者が多い。65歳以上に強制的に働いてもらうのは無理〉等々の反対意見が出ている。