NHKが2月10-12日に実施した世論調査によると、各党の支持率は、民主党が1ポイント近く下がって17.6%、自民党が1ポイント余り下がって16.9%、公明党が 3.1%、みんなの党が2.9%、共産党が1.6%、社民党が0.6%、たちあがれ日本が0.1%、国民新党が0.1%でした。
一方、「特に支持している政党はない」と答えた人は、3ポイント余り上がって半数近い49.4%に上り、今の方法で調査を始めた2004年7月以来、最も多くなっています。
民主、自民、公明、みんな、共産、社民、たち日、国民の8党を合計しても42.9%で、〈特に支持している政党はない〉より6.5ポイントも少ないのです。
これが意味することは、やはり、政治、とくに既成政党に対する〈諦め〉ではないでしょうか。
2009年8月30日の衆議院選挙で自民党は1955年の結党以来、初めて衆院の第1党から転落し、政権が交代しました。政権交代に対する国民の期待が大きかっただけに、政治の現状に対する諦め感は理解出来ます。政治に対する信頼感を回復するのは容易ではないでしょう。