David Cutler(Harvard)と Adriana
Lleras-Muney(UCLA) の2研究者はNational Bureau of Economic Researchに掲載された The Effects of Education
on Health という論文で、学びや教育と健康の関係について興味深い調査結果を報告している。
米国だけではなく、経済の発展段階に無関係に世界中で教育と死亡率に関係がみられ、以下のような調査結果が報告されている。
1980年に大学教育を受けていた25歳の平均の余命は54.4年であったが、高校卒の25歳の平均の余命は51.6年で約3年短かった。
2000年に実施された同様の調査ではこの差が7年に拡大している。
4年間教育期間を延長すると、5年間の死亡率が 1.8%ポイント下がっている。心臓病のリスクは2.16%ポイント、糖尿病のリスクは1.3%ポイント下がっている。 さらに、自分で健康状態が良くないと思う確率が6%ポイント、仕事の病欠日数が年間2.3日減少している。
関連資料:Why Learning Leads To Happiness, Huffpost Healthy Living 2012-4-10