人間の染色体の末端にはテロマー(短鎖重合体)と呼ばれるものがあり、染色体を保護している。
テロマーは加齢と共に短くなる。しかし、男性の精子の中のテロマーは加齢と共に長くなるそうだ。
Proceedings of the National Academy of Sciencesに発表された米国の研究者の論文によれば、フィリピンの2000人以上の子どものDNAの分析の結果、産まれた時の父親の年齢が子どもの性別に関係なくテロマーの長さに関係しており、それは次世代にも引き継がれている。
高齢の父親とは30-54歳程度のグループとのこと。