Incomplete revolution (不完全な革命)

Incomplete revolution (不完全な革命)はデンマークの社会学者Gøsta Esping-Andersenの男女共同参画の表現である。

 

ケンブリッジ大学などの研究者は、以下のような興味深い報告を近著でしている。 Gendered Lives: Gender Inequalities in Production and Reproduction (Edward Elgar Pub)

 

 

・男性の料理、洗濯、掃除、買い物、家の修繕などの家事への参加と幸福度について、Sweden, Norway, Denmark, the Netherlands, Germany, France, Britainの7カ国で調査がされました。研究者の予想に反し、家事に参加している男性の方が幸福度が高い、との結果が出ています。 男性も男女平等を目指しており、女性だけが家事をしていると良心の呵責を感じるからではないか、と研究者は解釈しています。

 

・研究者は男女とも自分の所得があった方が満足度が高い、と予想していた。しかし、低得が低いまたは中間のカップルのインタビューによれば、男性の所得の方を評価している。