スウェーデン北部ノルランド地方ルレオ市の北西70kmにある人口600人の小さなHaradsという村に出来たTreehotelが世界的に注目されている。Dagens Nyheter紙は以下のようにその経緯を報じている。
このホテルは5つの豪華スタンダードのツリーハウス。
オーナーは元看護師Britta Johsson Lindvalさん(59)と夫のKentさん夫婦。
Brittaさんは典型的な起業家タイプで、キャンピング場、葬儀業、中古玩具販売、イベント開催、フィンランドでホスピスなどの事業を手がけてきた。2004年にはHaradsの近くで30年前に閉鎖された老人ホームを買い取りペンションを開業。
そして2010年7月にツリーホテルの開業に至った。海外のメディアが注目した。
ツリーホテルのゲストの75%は英国、米国、日本、オーストラリアなどの外国人。白夜やオーロラが魅力だそうだ。
昨年スウェーデンのツーリズム賞を受賞。今年は〈ベスト体験〉賞の候補に入っている。
北部スウェーデン内陸部は過疎地域。人口流出が止まらない。しかしブリッタさんはDN紙上で、〈村を去るような欺きはしない〉と過疎の村へのこだわりを表している。
Haradsよりもさらに北、キルナ郊外には有名なアイスホテルがある。スウェーデン再北部ノルランドの創造性、起業家精神に日本最北の北海道も見習いたいものですね。