10日のDagens Nyheterに〈東京のスウェーデン大使館を救済しよう〉という意見広告が掲載されました。元在日大使、財界人など10名が名を連ねておられます。
東京のスウェーデン大使館は六本木1丁目、ホテルオークラ南館の近くにあり、大使館本館、商務部、投資部、科学技術部、ホール、展示スペース、大使公邸、外交官用住宅などがあります。
日本におけるスウェーデンと日本の交流の拠点で、個人的にもよくお世話になっています。
記事によれば、海外のスウェーデン国の資産を管理運用する役所Fastighetsverket (SFV)とスウェーデン外務省が賃貸料について合意出来ず、2013年7月31日付けで賃貸契約が破棄されました。この建物は売却の危機にあり、東京のスウェーデン大使館は近く別の場所を探すよう外務省が指示するとのことです。
記事は〈問題はスウェーデンの官僚主義の限界であり、政治介入によって解決するしかない〉と指摘しています。
スウェーデンの賢明な政治家は政治的解決を図ると確信したいものです。
これは基本的にスウェーデン国内の問題ですが、日本サイドからも日瑞交流におけるスウェーデン大使館の重要性などについて発言することが意味があるならぜひ考えてみたい、と思っています。