スウェーデンの〈両親保険〉制度では、子どもが生まれると480日間の有給育児休暇を8歳になるまでに取得することができます。
政府は2014年から、480日のうち80%を4歳になるまでに取得することとし、残りの2割(95日)については12歳になるまでに取得出来るように変更を提案しています。
変更の背景は、増加する移民の母親で続けて出産するケースが多く、有給の育児休暇を長くとり続けることも多いようです。政府は現在の両親保険制度は移民の母親の労働市場への参入を拒んでいる、との見方をしています。
しかし、社会保険庁はこの制度変更はシステムを複雑化する等の理由で異論があるようです。来年度予算に向けて今後の動向が注目されます。
最近孫の世話でストックホルムの公園などに行く機会が多いのですが、日本と比べて、①子どもの数が多い、②公園などで世話をしているパパが多い、③明らかに移民の子どもとみられる子どもの多い、などの印象です。