Folkopera でTrollflöjten(魔笛、初演は2013年9月19日)。
ここストックホルムでは過去一年の間にFolkoperan以外にストックホルム・オペラ他2つも魔笛の公演があったとのこと。
私は魔笛は初めてでしたので比較は出来ませんが、こちらのメディアの批評をみると、ユニークな魔笛のようです。
奴隷頭モノスタトスが唯一の人間、その他の登場者はすべて動物で、ジャングルの中でのストーリーの展開、という設定。
オリジナルの魔笛では、「火」の試練、「水」の試練は、タミーノとパミーナの二人で「魔法の笛」の力を借りて乗り越え、ハッピーエンドの展開とのことですが、このバージョンでは2人はプラスチックのゴミ袋に入れられてしまいます。
最後の場面では〈Vi hälsar dig framtid du kunskapens
tid〉未来は知識の時代、という垂れ幕が下ろされてこのオペラは終わるのですが、私にはこの意味がよく分かりませんでした。こちらの批評を読んでもこのメッセージに触れているものは見つかりませんでした。オリジナルの魔笛もあらすじを読む限りメルヘンの世界で、何か〈メッセージ〉があったのかは分かりません。専門家のコメントを伺いたいものです。
それでも久しぶりのオペラは新鮮で、やはりモーツァルトの音楽は素晴らしいと実感した次第です。
娘がオペラ大学の職員なので、今回は100SEK(約1600円)という超割引料金、通常料金は数倍するようです。
ストックホルムに戻って4ヶ月になりますが、初めて物価が〈安い〉と感じた機会でもありました。
以下はメディアの批評です。