スウェーデンの企業のトップおよび取締役会の多様化を目指すAllBright財団の最近のレポート〈Lika barn Leka bäst 似た子どもが一番よく遊ぶ〉によれば、スウェーデンの上場企業の取締役は似た者ばかりの集団で多様性に欠ける、と指摘されています。
スウェーデンの上場企業は231社ありますが、オールブライト財団の調査では以下のような点が明らかになっています。
・4分の3は経済経営または工学系
・10分の3はストックホルム商科大学の卒業生
・10分の7は社長の経験がある
・20分の17はスウェーデン人
・今年新たに選ばれた取締役の10分の3は女性
・38の企業は女性取締役がゼロ
オールブライト財団はこの状況は友達を選ぶ人脈人事の結果であり、取締役としての能力が反映されていない、と批判しています。そして、スウェーデンの上場企業は輸出・海外依存度が高いので、取締役会の多様化は不可欠としています。